4年目正月
【2023.1.2】
セカル大2、カイト大1で付き合って同棲してる頃の話。
まったりしながらも、自然なCP会話を繰り広げてる。
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二人暮らしの下宿で年越しを迎えた。
こたつに入って、0時の鐘の音が鳴るのを聞く。
「あけましておめでとうございます!」
カイトが元気よく挨拶した。
「今年もよろしくお願いします」
セカルも微笑んで返す。
「年越しの0時に一緒にいるのって初めてだね」
「そうだな。出会って4年で初めてか」
「1年目はまだそんな関係じゃなかったし、2、3年目はお互いに受験だったし。長かったですなあ」
「今はいつでも一緒だけどな」
セカルの言葉を聞いて、カイトは嬉しそうに微笑んだ。
「ホントだねぇ。2年目の時ってまだ付き合ってなかったけど、受験がなければ一緒に年越ししてたかな?」
「そうかもな」
「その時にはもうあたしに夢中だったわけだ~?」
カイトはわざとらしくニヤついてみせた。
「お互い様だろ。何なら1年目から一緒に居たかった。流石に0時まで過ごすのは無理だったからな」
さらっと言ったセカルを見て、カイトは怪訝そうな顔をする。
「…セカルさあ、最近ちょいちょい爆弾発言してるの気付いてる?」
「は?」
「ホントにあんた、いつからあたしのこと好きだったのよ…」
カイトが呆れたような、照れくさいような複雑な顔でセカルを見る。
「気付いた時には、お前が隣に居たんだよ」
「何その口説き文句」
「あのなあ。そう言うお前は最初からオレのこと好きだったろ?」
セカルも負けじと言い返す。
「だってズルいじゃん!顔が良くてバイオリン弾くなんて反則だもん」
「いや反則ってなんだよ」
セカルがツッコむ。
カイトはじっとセカルを見つめた。
「セカルはさあ、あたしのどこを好きになったの?」
「どこって…真っ直ぐで、他人のことに真剣に向き合えるところ。自分のことのように喜んだり悲しんだり怒ったり出来るところ」
「すごい真面目な答えが返ってきた…」
カイトが顔を赤らめて俯いた。
「あと顔が可愛い」
言われたカイトはバッと顔を上げた。目が合ったセカルは、ニヤリと薄く笑った。
「それって最初から思ってたの?好きになる前から?」
「あー、好きになったから可愛く見えてきた…ってのはあるな。意識したらより輝いて見えたっつーか」
「今は?」
カイトが見つめながら尋ねる。
セカルも見つめ返して、少し間を置いてから手を伸ばした。
「むちゃくちゃにしたいくらい可愛い」
セカルはカイトの顎に指を添える。
そのまま首筋を撫でると、カイトがくすぐったそうに身を捩った。
「ただいまー」
正月の朝早く、カイトの実家に二人で帰った。母が出迎える。
「おかえりー。あら、セカルくんもいらっしゃい!」
「明けましておめでとうございます」
「おめでとうございます。今年もカイトのことよろしくね」
「はい。…すみません、僕もこの後実家に帰るので、挨拶で顔を出しただけなんです」
「あら残念。あなたー!クウトー!セカルくんに挨拶してー!」
「あたしが帰ってきた、って言うのが先じゃないの?」
カイトが文句を垂れた。
慌ててへこへこと出てきた父に、これまたセカルもへこへこと挨拶した。
のんびり出てきたクウトにも挨拶すると、
「よく1年もったよね。まだ9ヶ月か」
いつも通りのジト目で言われる。
「心配しなくても、最後まで責任持つから」
クウトに向かって、セカルが言い切った。
「なんでそこまで入れ込んでんの?」
「オレにも分からん」
「そこは分かってよ!」
クウトとセカルの会話に、思わずカイトがツッコんだ。
「それじゃ、お邪魔しました。久々の家族水いらず、楽しんでな」
「うん、ありがと。セカルも、お母さんとタキちゃんによろしくね」
「セカルくんありがとね~。時間があったらおじいさんのお家に一緒に行って、紹介したいところなんだけどね」
カイトの母の言葉に、セカルが焦る。
「え!あー…あと数年待ってもらえますかね?」
「なんで?」
カイトが聞き返す。
「祖父母への挨拶っていうと、なんかいよいよ結婚って感じがするだろ…」
セカルの答えを聞いてカイトが赤くなって固まっていると、
「同棲して指輪つけて、婚約してるようなもんじゃん」
クウトが小さな声でぼやいた。
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セカル大2、カイト大1で付き合って同棲してる頃の話。
まったりしながらも、自然なCP会話を繰り広げてる。
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二人暮らしの下宿で年越しを迎えた。
こたつに入って、0時の鐘の音が鳴るのを聞く。
「あけましておめでとうございます!」
カイトが元気よく挨拶した。
「今年もよろしくお願いします」
セカルも微笑んで返す。
「年越しの0時に一緒にいるのって初めてだね」
「そうだな。出会って4年で初めてか」
「1年目はまだそんな関係じゃなかったし、2、3年目はお互いに受験だったし。長かったですなあ」
「今はいつでも一緒だけどな」
セカルの言葉を聞いて、カイトは嬉しそうに微笑んだ。
「ホントだねぇ。2年目の時ってまだ付き合ってなかったけど、受験がなければ一緒に年越ししてたかな?」
「そうかもな」
「その時にはもうあたしに夢中だったわけだ~?」
カイトはわざとらしくニヤついてみせた。
「お互い様だろ。何なら1年目から一緒に居たかった。流石に0時まで過ごすのは無理だったからな」
さらっと言ったセカルを見て、カイトは怪訝そうな顔をする。
「…セカルさあ、最近ちょいちょい爆弾発言してるの気付いてる?」
「は?」
「ホントにあんた、いつからあたしのこと好きだったのよ…」
カイトが呆れたような、照れくさいような複雑な顔でセカルを見る。
「気付いた時には、お前が隣に居たんだよ」
「何その口説き文句」
「あのなあ。そう言うお前は最初からオレのこと好きだったろ?」
セカルも負けじと言い返す。
「だってズルいじゃん!顔が良くてバイオリン弾くなんて反則だもん」
「いや反則ってなんだよ」
セカルがツッコむ。
カイトはじっとセカルを見つめた。
「セカルはさあ、あたしのどこを好きになったの?」
「どこって…真っ直ぐで、他人のことに真剣に向き合えるところ。自分のことのように喜んだり悲しんだり怒ったり出来るところ」
「すごい真面目な答えが返ってきた…」
カイトが顔を赤らめて俯いた。
「あと顔が可愛い」
言われたカイトはバッと顔を上げた。目が合ったセカルは、ニヤリと薄く笑った。
「それって最初から思ってたの?好きになる前から?」
「あー、好きになったから可愛く見えてきた…ってのはあるな。意識したらより輝いて見えたっつーか」
「今は?」
カイトが見つめながら尋ねる。
セカルも見つめ返して、少し間を置いてから手を伸ばした。
「むちゃくちゃにしたいくらい可愛い」
セカルはカイトの顎に指を添える。
そのまま首筋を撫でると、カイトがくすぐったそうに身を捩った。
「ただいまー」
正月の朝早く、カイトの実家に二人で帰った。母が出迎える。
「おかえりー。あら、セカルくんもいらっしゃい!」
「明けましておめでとうございます」
「おめでとうございます。今年もカイトのことよろしくね」
「はい。…すみません、僕もこの後実家に帰るので、挨拶で顔を出しただけなんです」
「あら残念。あなたー!クウトー!セカルくんに挨拶してー!」
「あたしが帰ってきた、って言うのが先じゃないの?」
カイトが文句を垂れた。
慌ててへこへこと出てきた父に、これまたセカルもへこへこと挨拶した。
のんびり出てきたクウトにも挨拶すると、
「よく1年もったよね。まだ9ヶ月か」
いつも通りのジト目で言われる。
「心配しなくても、最後まで責任持つから」
クウトに向かって、セカルが言い切った。
「なんでそこまで入れ込んでんの?」
「オレにも分からん」
「そこは分かってよ!」
クウトとセカルの会話に、思わずカイトがツッコんだ。
「それじゃ、お邪魔しました。久々の家族水いらず、楽しんでな」
「うん、ありがと。セカルも、お母さんとタキちゃんによろしくね」
「セカルくんありがとね~。時間があったらおじいさんのお家に一緒に行って、紹介したいところなんだけどね」
カイトの母の言葉に、セカルが焦る。
「え!あー…あと数年待ってもらえますかね?」
「なんで?」
カイトが聞き返す。
「祖父母への挨拶っていうと、なんかいよいよ結婚って感じがするだろ…」
セカルの答えを聞いてカイトが赤くなって固まっていると、
「同棲して指輪つけて、婚約してるようなもんじゃん」
クウトが小さな声でぼやいた。
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